●2009.12.03(木) 朝まずめ 大潮満潮 磯シーバス
曇り次第に雨、北の風3M。という天気予報。少し心細い天気予報だが低気圧が近づいてきて雨模様になる日は良い釣りができていることが多かったので勇んでいく。釣り場は誰もいない。好きなポイントに入れるのはよいが、心細い。いずれ小一時間もすれば明るくなってくるのでとぼとぼとポイントへ向かう。
風が強いのでポイントめがけて風上にルアーを投入。曇り模様なので月明かりもなく全くの手探り。ルアーの着水点にうまく視点が合っているとかすかに飛沫が見え距離感が把握できる。開始後30分ほどで、ゆっくり巻いていたハンドルが「がががっ!」と重くなる。すかさず、ロッドをたてて聞くと重い生物反応。30Mほど向こうでエラ洗いが見えた。「ひさしぶり!」と巻にかかるとこれが巻けない。ある程度のサイズ以上は10.7fのロッドは片手で持つことが難しいことがわかった。ハンドルを巻ながら片手でロッドをあしらえないのだ。両手で溜めているとみるみるうちに主導権を握られ沈み根に潜られ全く動かなくなる。以前も根に潜られてガマン比べに根負けしたので今回は出てくるまで待とうと決める。20分くらいラインをゆるゆるにしたり、少し張ってみたり。いろいろするも全く出てこない。うんともすんとも言わないのだ。さすがに今回も根負けして、思いっきり巻はじめる。じりじりとドラグが鳴りかすかに動きはするが、てこでも動かない模様。あきらめて力任せにハンドルを巻くとラインブレイク。やれやれ。全く主導権がとれずに完敗。
帰り際、軽トラの荷台にロッドを置こうとしたときに10.7fの穂先がポキッ。全く簡単に折れるもんだ。家に帰り、保証書を見ると購入日が2008.12.02。ダイワの0120に電話すると「釣りに行った日に折れたのであればそれを申告してください。11月末に行ったのですよね。それでいいですよ。」電話の向こうのおねえさんがとてもいい人に感じたのだ。
●2009.12.04(金) 朝まずめ 雨上がり満潮 河口シーバス
昨夜からの雨は明け方には上がるという予報。今朝は原付でラパラのレッドシャフトを持ちポイントへ。満月であたりはよく見える。先端に一人いる。まだ5:00過ぎなのにロッドを振っている。姿格好、ポイントでのたたずまいを見る限り知り合いではないらしい。手前でロッドを振り始める。次第に明るくなり始め、足もとでがぼっとボイル。シーバスらしくないが、でかい魚体。魚の気配はそれっきり。先端の疑似餌師が納竿。先のポイントへどうぞと言い残し去る。しばらくして先端に行くと餌師がやってきて隣に陣取る。コマセを巻いたりタオルを落としたりと落ち着かないので納竿。
●2009.12.07(月) 朝まずめ 中潮上げ5分 磯シーバス
前回、10.7fで全く主導権がとれず、根に入られてしまったので、イメージトレーニングを繰り返す。10.7が入院したので、ラパラのレッドシャフト8.6fで行く。思えば、このロッドが一番魚を釣っている。ようやくこの釣りを始めて1年ほどになるが、私に一番合っているのかもしれない。磯では少し短いと感じているが、実績は一番だ。釣りビジョンのシーバス番組を見ていると、魚がかかってからの一連の動作に違和感を感じていた。磯やカセでの黒鯛釣りでは、ロッドを高く上げ魚を寄せ、ロッドをおろしながら素早くリールを巻くという動作が基本。あくまでも寄せるのはロッドの仕事でリールの仕事ではない。ブラックバスでもシーバスでも、ロッドは魚の向きをコントロールする程度で寄せの基本はリールでやるようなのだ。先日根に潜られてしまったときは、ロッドで魚を寄せ、リールでラインを巻き取るというやり方だった。反省としては、ゴリ巻きで主導権をシーバスに与えずガンガンこっちに寄せてしまおうということにした。昨年末に右も左もわからないまま釣った70オーバーのシーバスはただただゴリ巻きしていたのだろう。
ということで、磯に一番乗りでき、リベンジ開始30分ほどで、快心のヒット。レッドヘッドのゆっくりただ巻きに喰ってきた。主導権を渡さないように、ただただゴリ巻きに徹し、えら洗いをぶっこ抜き、根をかわしたぐり寄せた。潮の流れが速いのか、かなり強いやりとりだったと思うが、65cmほどのスマートなシーバスだった。ほどなくして明るくなり、稲田君達のお食事タイムが始まり、ワカシサイズを追加して納竿。リベンジは成功に終わる。